おいしいカレーの作り方


ブログを始めたらまずはカレーの作り方を書かなければいけないでしょう,ということでおいしいカレーの作り方です.
今回はWordPressの使い方の練習のために書いているようなものなので.内容はほとんどないのであしからず.

 

カレーの作り方,といえばとっさに書ける文章の代名詞です.
「大学のテストでおいしいカレーの作り方を書いたら単位が来た」なんていうジョークよく 聞きますが,私の周りではこのような例はまだ聞いたことがありません.

個人的にはどうしても単位が欲しかったら土下座したほうが効率がいいんじゃないかと思っています.こっちの事例は2件知っていて,片方は必修で追加レポートを課され,もう1つは選択科目で門前払いをされたそうです.土下座が効いたかどうかは微妙ですね.
カレーのレシピではなおさら無理だと思います.シチューでもボルシチでも駄目でしょう.

 

テストとは少し違いますが,「カレーの作り方」の読みものとして今までで出会った中で最も感動したのは,大学の学祭で活動するサークル「無限次☆計画」さんの「カレーライスの作り方」という論文(?)です.
ちょっとまえがきを見てみましょう.

“カレーライスの構成法を記した文章は多いが、あまり厳密に記したも
のはない。…そこでここでは、白米のみをアプリオリに与えられたも
のと考えた上で、丼もの達から成る集合に入る構造を調べ、それらに対
して特定の性質を満たす食べ物としてカレーライスを定義し、簡単な場
合に構成を行う。”

この論文では丼ものの集合について厳密な定義を行い,たし算(複数の丼を並べる)・かけ算(丼に丼をぶっかける)・丼勘定(具の数を数える),その他単位元(白米だけ)・零元(何もない)等も定義しながら話が進みます.
最後に,カレーライスを「何を追加しても変化しない丼(かけ算に対して変化しない元)」と定義してレシピは終了します.

この読み終わっても何も作ることができない感が私は大好きです.
大学数学ならよくあることで,例えば逆行列の定義なんてのはさくさく説明される割に,その作り方についてはこれっぽっちもわからないなんてことがおきるわけですね.
カレーをその世界に持ち込んだことは画期的だと思います.

 

リアルなカレーの話をすると,大学の近くにおいしいカレー屋さんがいくつかあります.ナンで食べたりするやつです.ちょっと割高なので頻繁には行きませんが,以前別の場所で書いたように,手元で書いたプログラムの出力がNaNだらけになったときは気晴らしに行くこともあるでしょう.

NaN (Not a Number) というのはコンピュータの表現するエラー値のようなもので,特別な振る舞いをします.
例えば,この値には何をかけてもNaNになります.NaNにカレーをかけてもNaNです.
コンピュータは理不尽ですね.

 

全然カレーの作り方書いてないですね.
そんな私はハヤシライスが好きです.

今後もよろしくお願いします.


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です